移動販売をはじめる起業家のなかには、もともとあった起業の夢を果たす前に2〜3年と期間をきめて移動店舗に挑戦してみる人たちもいます。開業資金が少なくて済む移動店舗なら比較的始めやすいですし、そこで消費者ニーズを知り商売のコツをつかむことができます。さらには開業資金を貯めてから固定店舗に移行したという店主も少なくありません。なかには15年という長期スパンでランチ弁当の移動販売を経験し長年の夢だった喫茶店をオープンしたカフェオーナーもいます。首都近郊で自家焙煎の珈琲店を営むバリスタのA氏は20代で都内にキッチンカーの移動店舗をオープンしました。焙煎したてのコーヒーの美味しさを伝えたい。そんな想いをお店のポリシーとして小さな焙煎機を購入してからのスタートでした。結果、空き時間にコーヒーを飲みに集まるお客さまも予想以上に多くなったといいます。豆を焙煎している間の待ち時間にと最初は5席設けただけの喫茶スペースが、いつしかメインになりテーブルを増設。そんな経験を積んでから数年後ついに固定店をオープンできたそうです。